無題ドキュメント
今回は当店でも初となるヨシノトレーディング取り扱いのイタリア製スピーカーDIAPASON,イギリス製レコードプレーヤーのNOTTINGHAMと真空管を主軸としたイギリスのEARの試聴会を開催させて頂きました。 終日説明をして頂いたヨシノトレーディング壁谷さん。開始から、終わりの時間が過ぎてまでずーと立ちっぱなしで説明をしていただき、もう少しで帰りの新幹線に間に合わないとこで、大変お疲れ様でした。
まずはアナログプレーヤーでは定番でロングランのNOTTINGAM/SPECE DACK。主にアナログ再生が7割りだった試聴会でしたが、カートリッジにCLEARAUDIOのSTRADIVARI V2を装着し、厚みがあり、しかもだぶつかないしっかりとした解像度の高い音色は、販売価格から見ても非常にお得なレコードプレーヤーです。モーターは振動をなるべく本体に伝えないよう低トルクで、回転時の一押しが必要ですが、やはり音質重視の配慮が光ります。
ティムパラヴィチーニの真骨頂"KING OF TUBE"EAR、今回CDプレーヤーにacute、真空管プリアンプに868PL、真空管アンプにプリメインアンプのV12をご用意し、パラヴィチーニの今までのイギリスでの音楽業界の関わりや、EARの音に賛同したポールマッカートニーやピンクフロイドなどのアーティストたちとのエピソードを交えたお話を挟んで、壁谷さんにEARの魅力を説明して頂きました。
パラヴィチーニ氏は大の車好きで、エンジンの載せ変えも自分で行うほどらしく、奇抜な形のインテグレーテッドアンプのV12も、ジャガーXJ12のV12気筒エンジンの形をイメージして作られています。
音は以外にもワイドレンジで厚みのある中にしっかりとした抜けの良い印象で、更に868PLを加えることにより、奥行き感と音の艶やかさが広がります。真空管プリ単体も非常に魅力です。
ディアパソンは当店ではあまり現在のところ販売はありませんが、イタリア製品に共通する楽器としてのスピーカー作りの信念のもと、ウォールナットの無垢材を複雑に組み合わせて、放射状に音が放出される理想の多面ダイヤモンド形状のエンクロージャーに仕上がっています。イタリア製ですと、ソナスファベールの音色がイメージされますが、音の厚みでは近いものの、立ち上がりや立下りの反応も良くエンクロージャーの締まった響きが感じられ、長く手元に置いて、エージングと共に楽しめる正に楽器のようなスピーカーです。
午前11時から6時間切れることなくお客様にご来店頂き、非常に有意義な試聴会でした。EARをはじめて試聴される方もいらっしゃり、最後に真空管プリアンプの音色と業務用プリクラスの仕様など、べた褒めしていたお客さんもいらっしゃいました。EAR真空管プリメインアンプ834は常時展示しておりますので興味のある方はご来店ください、お待ちしております。