上杉 試聴会

一貫した信頼性とアフターサービス、十分な保守用の真空管をストックし少量生産ながら数々の魅力的な手作りの真空管アンプを手がけてきた上杉研究所、お客様のご要望もあり当店でもついに展示を開始!その第一弾として今回U・BROS-31の真空管プリアンプとU・BROS-30MKUの6CA7真空管式パワーアンプの試聴会を行いました。昔からUESUGIを愛聴してきたお客様から、はじめてUESUGIの音を聴いたというお客様まで、多くの方にご来店頂きました。
スピーカーはSONUSFABER CREMONA MとMURATAのスーパーツィーターES105SUONOを合わせ、お客様が持参したCDをかけながら各々真剣に試聴されていました。右の写真はフォノイコライザー内蔵の真空管プリU・BROS-31。ハイコストパフォーマンスにして使いやすく、適度な音色とスタンダードなルックスもGOO。真空管は松下の12AX7。

阪神の震災でも地下室に保存していた為被害から免れたという上杉の真空管在庫。出力管には真空管全盛のGE 6CA7を使用。一度上杉の真空管倉庫を見てみたいです。
6CA7を3極管接続したプッシュプル式ステレオパワーアンプ。S/Nに優れ、徹底したハイクオリティーを実現。トランスが変わったせいか、しなやかさに加え奥行き感が増えより立体的な音像になったのが印象的。自己バイアス方式なので他のメーカーの6CA7/EL34を差し替えても面白いです。

以前トランスはタムラ製を使用しておりましたが色々とトランスがTANGOに変更になった経緯が取り沙汰されてる中、上杉さん本人の話では注文通りトランスを巻くことのできる職人さんがいなくなってしまったのが大きな理由との事。

上杉の音色にすっかりノックアウトされたお客様や自分が現在使用している上杉のアンプと今日聴いた新しい上杉の音色の特徴の違いを真剣に話されている方など、とても有意義な試聴会になったようです。今回試聴したシステムは現在店頭展示しておりますので、いつでも試聴可能です。