triode 試聴会2

いらっしゃるお客様方がまず、口々に「YouTube見ました!」と、山ア社長に

ご挨拶している姿をみるにつけ、時代だなーとしみじみ実感しながらのイベントスタート

となりました今回は真空管アンプでおなじみのトライオードの試聴会です(笑)。

 

新たにプリアンプが加わりその真価を発揮する事となった新デザインの「EVOLUTION」

シリーズに超ド級のJUNONEプリメインアンプ!さらに初お目見えの

イタリア、GOLD NOTEのターンテーブルPIANOSA等見どころたくさんのイベントですよ!

今回の使用機材

【JUNONE】 プリメインアンプ JUNONE 845S

【TRIODE】 プリメインアンプ EVOLUTION
        プリメインアンプ EVOLUTION300
         プリメインアンプ TRV-A150XR
        プリアンプ     EVOLUTION PRE
        CDプレーヤー  TRV-CD6SE
        フォノイコライザーTRX-EQ7

【SPENDOR】 スピーカー  Classic1/2
          純正スタンド Classic1/2

【GOLD NOTE】 ターンテーブル   PIANOSA
           フォノイコライザー PH-10
           MCカートリッジ   DONATELLO GOLD

最初は出力管KT88を使用した「EVOLUTION」から

CDにせよアナログレコードにせよ、音楽ソースは皆様それぞれ好みもあるかと思いますが

KT88ならではの力強さとスピード感がありながら、さらに重心のしっかりとした安定感は

さすがエボリューション!

 

従来のシリーズに比べ、エボリューションシリーズはオーディオのフルサイズ規格まで

大型化したことにより、内部配線等にも余裕を持たせる事ができるようになった結果

再現できる音の情報量に直結するようで、その表現力は大幅に向上していました。

なお、今回エボリューションシリーズでは電子ボリュームを採用しており、主な理由とすれば

今後のメンテナンス性を考慮しされに微弱な信号を扱うところの部品を吟味することにより

情報量を引き出すことに寄与しているようです。

 

そして今回は当店発お披露目のレコードプレーヤー。イタリアのGOLD NOTE PIANOSAを使用し

アナログレコードも再生していますが、まず参加者の皆様も一見して「おぉ・・・」と見惚れる

デザインに艶のある音色、さらにイコライザーカーブが表示されるフォノイコライザー等、

魅力の詰まったターンテーブルに皆様も興味津々のようです(笑)

今後、GOLD NOTE単体でのイベントも面白そうですね

ちなみに今回使用しているスピーカーはおなじみ、イギリスのSPENDOR Classic 1/2

日本と海外では人気のシリーズがじつは違うということ、トライオードでスペンドールを

取り扱うにあたっての本国とのやり取りなど、山アさんならではの体験談は非常に

興味深いと感じます。

イベントではこのSPENDOR Classic1/2 と、B&W 802D4を両方使用しながらトライオードの

真空管アンプの懐の深さも楽しむ事ができましたよ

さて、次はEVOLUTIONシリーズ「KT88」と「300B」の聴き比べ!

しかもこの300Bはトライオード30周年記念モデル!

ウェスタンエレクトリック製の300Bを搭載した「EVOLUTION300 30th Anniversary」

普通の300Bシングルアンプの出力は大体7ワットくらいですが、このモデルに

関しては12ワットで設計してあるという事で流石にその駆動力からくる情報量の多い

繊細な表現も魅力的。

 

「KT88」に比べ音像が後ろに下がり空間の広さをかんじられるようになり、その分

真空管アンプならではの音色に包み込まれるような気持ちよさが魅力。

 

90年近くある300Bの歴史からウェスタンエレクトリックが300Bの生産を再開するまでの

歴史を交えた話しなんかも山アさんならではですね

 

 

さらにこれらのプリメインアンプを「パワーアンプモード」にしての

(スイッチで切替が可能!)

「JUNONE PRE」を使ったプリアンプの”あり” ”なし”比較!

 

プリアンプを使用すると音場の広がり、ボーカルの声や楽器の音の”音色感”と

言いましょうか?潤いが増してよりみずみずしい音がとても気持ちがいいのです

ここから更に新製品のプリメインアンプ「TRV-A150XR」をプリアンプ「JUNONE PRE」に接続し

パワーアンプとして聴いていきます。

何を隠そうトライオードのプリメインアンプは、プリアンプからの入力を接続してそのまま

パワーアンプとして使用出来てしまいます!(使い方が気になる方は聞きに来てね)

 

しかもこのアンプ、プッシュプル回路ではなくシングル回路で”KT150”を駆動している

という事で気になっている方も多いアンプ!

しっかりとしたパワー感もあり色っぽさも出ていて表現力は高いと感じます。

そして最後に!最前列に鎮座する「JUNONE845S」

”JUNONE”の名前の由来 ”JUN ONE”=順一 という山ア社長の名前だったという事を

サラッと暴露しつつ鳴らしていきます(笑)

 

言わずものがな非常に力強く、何より鳴り方に余裕があるのでやはり聴いていて

一番心地が良い。という印象を持たれた方が多かったです。

 

 

 

デモが終わった後も話しは尽きる事がなく、”山アさんといえば”という代名詞に

なりつつある「汽車の音」を鳴らしたり、若い頃に北海道で撮った写真を

見せてもらいながらその時の話しに花が咲いたりと、皆様最後の最後まで

笑顔で楽しまれている様子が印象的でしたね。

 

 

最近お客様の中にも真空管アンプの音色や見た目のオシャレさ、遊びがいがある

所など、興味を持たれる方が非常に多くお問い合わせも増えている印象です。

 

特にトライオード製品は安心感も強く手軽に使えることも魅力のひとつですが

趣味の時間を楽しむものとして、そこは当店のような専門店に脚を運んで頂き

楽しみ方や使いこなし方などを含めた”真空管アンプの遊び方”を共有させて

頂ければうれしく思うのです。

 

2024/2/4 小川