技術面は長谷氏に任せ、曲の進行、説明をして頂いたTAD営業の輿水氏にはE1やME1とのスピーカーのコンセプトの違いや、TADユ-ザーであるABBAのベニーアンダーソンとのエピソード等、普段聞けないお話もして頂き、午前、午後4時間みっちりのプレゼン大変お疲れ様でした。
進行の合間に長谷氏の解説を入れて、色々とE2の特徴を聞いてるとやはりエクスクルーシブブランド時代から連綿と繋がるTADの技術が散りばめられており、ツィーター部には小さなホーンの様な指向性をコントロールする新開発ウェーブガイドや、そのツィ−ターとの良い指向特性を得るための浅型のカーブで形成したコーンを採用したウーファー等、スムーズな周波数特性を得る細かな技術が満載です。又地震対策もされており、エボリューションシリーズのスパイクは基本3点支持になりますがTAD独自の耐震用補助脚が後面に2本装着でき倒れにくい構造にしていいる所も東北人は嬉しい限りです。
海外でME1は”ディテールモンスター”と言われている様ですが、それに対してE2はあまり高域が強調される事は無く、厚みのある中低域とスムーズな繋がりの高域が全般的にジャンルをあまり問わないカジュアルなスタンスで聴けるスピーカーで、とてもバランスの取れた印象です。ミュンヘンのイベントでもE2は人気だったようですよ。
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