Perfection 試聴会

最近、オーディオアクセサリー界隈を賑わしているアクセサリーブランド「パーフェクション」

非常に考え抜かれたアクセサリ群の紹介とその実際の効果、使い方を体験。

さらに!今回は3部構成となっており、ハイレゾストリーミング配信「Qobuz」の

サービススタート直前のこのタイミングでもう一度デジタル再生についての

今更聞けないサーバー、レンダラー、コントローラーの役割とご紹介のイベントです!

今回使用した機材はコチラ↓

【PERFECTION】

電源タップ PFT-T850

電源タップ PFT-T1000PF

電源タップ PFT-T3000AF

アーススタビライザー PFT-ES1

アモルクリスタルコア PFT-AMC166他(2024年秋発売予定)

コンセントフィルター PFT-ANE1(2024年秋発売予定)


【DELA】

ミュージックライブラリー N1

ミュージックライブラリー N50

ネットワークスイッチ S100

オプティカルディスクドライブ D100


【LUMIN】

ネットワークトランスポート U2

ネットワークプレーヤー D3


 

まずは【PERFECTION】の石黒氏のデモからのスタート!

今では様々なオーディオブランドを取り扱う「完実電気」として認知している方も多いかもしれませんが

もともとはオーディオメーカーであり、そのブランド名が「PERFECTION」

この度完実電気70周年を記念して再スタートしました!

 

そして今回のPERFECTIONのコンセプトは「高周波ノイズの除去」

 

まずは大小様々なリング状のアクセサリ【アモルクリスタル】

電源ケーブルやLANケーブル、様々なケーブルに↓このように通して使うアクセサリです。

このリングが何をしているか?というと、通常ノイズとは別のコモンモードノイズ対策用となります。

「コモンモードノイズとは?」は説明が長くなるので省きますが(笑)

聴感上の効果としては「音のキツさが取れて聴きやすくなる」という印象でした。

高周波ノイズを抑制してやることによりノイズの幕が取れ去ったような印象があります。

このように表現すると音が「くっきりとした」と表現されがちですが、私小川の印象としては

「聴きやすくなった」と感じるのです。

これは高周波ノイズにより音が尖って聴こえていたものが綺麗な高域の表現が可能となり

より自然な響きとして感じる事ができるようになったと(勝手に)理解致しました。

 

さて次に「コンセントに挿すだけで音質改善」【PFT-ANE1】

コンセントの空き端子に挿すだけという商品なのですが、こちらも高周波ノイズを取り去る事が

主な機能。しかも電源タップの空き端子に挿すとその電源タップから接続されている機器

全てへの高周波ノイズの除去が可能!

聴いた感じ、やはりキツさが無くなりストレスを感じなくなる為音場の広がり感も出てくる

印象でした。

 

そしてさらにこのANE回路を内蔵した電源タップ【PFT-T3000AF】

因みにANE回路とはノイズ成分をLEDにて消費していく回路。ANE1に無い機能として現在の

詳しい電圧表示や使用電力の表示も可能。何よりも!この機能を持ちながらも非常に

スタイリッシュでスペースを取らないデザイン、8口仕様の電源タップとオススメどころ満載の

電源タップ。オーディオ用の電源タップをお探しの方や、買い替えてみようかな?と

検討されている方にはお勧めの電源タップですよ

 

 

 

最後にセレクター搭載型アーススタビライザー【PFT-ES1】

高周波ノイズ用と低周波ノイズ用それぞれに金属板が内蔵されており、スイッチひとつで

どちらのノイズに特化させるか?またはMIXさせて使用することも可能。正直、ここまで

物量のかかった仮想アースは中々無いですね。

お次はDELA

多くはネットワークルーター等様々なパソコンの周辺機器で有名なバッファローから派生した

オーディオブランドという認識の方が多いように思いますが、実はもともとはアナログプレーヤー

等を作っていたオーディオメーカーからバッファローが生まれたという会社の成り立ちにまず

ビックリされていた方が多かったですね。

アナログプレーヤーを作っていたからこそ、「プレーヤー」にこだわりがあり、そのポリシーを

もとに「データの保存場所」であるNASを「オーディオトランスポート(プレーヤー)」という地位

にまで高めたメーカー。として考えると、とても大きなストーリーの中にDELAが在る事が

分かります。

 

このDELAのNASを今回はAccuphase DP-770のDACに接続して鳴らしていきます。

DELAの考える「オーディオ用のNASとは?」を簡単に

ディスプレイがある。 操作ボタンがある。 電源ボタンがある。

パソコンを使わずともスタンドアローンで使える。

そしてなんとネットワークに繋がっていなくてもこのDELAだけで保存してある曲を再生する

事も可能。

 

さらにデータの仕分けについても非常に優秀で、基本的に保存したデータの仕分けはDELAが

勝手にやってくれる。

その為基本的なデータの整理などをユーザー側がすることなく、かつ再生するときに

「アルバム」や「アーティスト」等のカテゴリ分けに加え、なんと「データ形式」での検索フィルター

がかけられるのはDELAならでは!

 

基本的な使い方から、専用CDドライブにCDディスクを入れるだけでリッピングができ、

かつジャンル分けなども済んでいる!という所まであらためて実演!

実はネットワークオーディオに少し苦手意識を持っていらっしゃった参加者様も

「こんなに簡単にできるなら・・・」と、その場で購入を決めてしまう程!

 

中でもフラッグシップ機の【N1】においてはオーディオトランスポートとしてとても

こだわりがあるようで、例えば内蔵されるクロックは44.1kHz倍数のクロックではなく

LANやHUB用のオーディオグレードクロックを特注して使用しているとか。

なぜかというと、「ファイルを使う」よりも「送り出し」に特化しているのでこのような

クロックの使い方になるのだそう。

そもそもハイレゾ化するときに、元データがアナログマスターからのデータソースを作成すると

やはりハイレゾでしか出せない情報量があるところはハイレゾを聴くひとつの理由になり得る

のではないか?と思うのです。

 

実はパソコンでDSD11.2MHzを再生しようとすると、設定など少々難しいところがあるのですが

なんとDELAを使うと、何もせずともフルスペック伝送ができるという。

 

DELAは使い方によってはCDディスクをそのまま再生できたり、ただの曲データの入れ物

ではなく、データ再生への第一歩として、そしてその一歩が現在では非常に踏み出しやすく

なっているのはDELAならではのユーザビリティーであり大きな魅力だと思うのです。

最終パートはLUMINになります。

香港とロサンゼルスに拠点を持ち、DSDの再生に対応したプレーヤーからファイル再生では

老舗にあたるメーカーです。

 

ハード、ソフト、再生アプリ(コントローラー)全てを自社で賄えている数少ないメーカーであり

非常に安定感と信頼感に長けると言っていい製品群を揃えている印象ですね

 

なかでもコントローラーの使いやすさは群を抜いており、このアプリ内でNASからの再生や

ストリーミング再生をシームレスに使用することが出来、音量調整や機器の設定なんかも

できます。(SpotifyだけはSpotify connectを使用することになりますが)

 

基本的に今回はDELAとの合同イベントという事もあり、DELAをサーバーとして使用し

LUMINをレンダラー(プレーヤー)として使用するという事に特化してデモを行いました。

 

LUMINの製品ラインナップを見ると、「ネットワークプレーヤー」と「ネットワークトランスポート」

に分かれているのですが、コレは簡単にいうとD/Aコンバーターが内蔵されているか、

内蔵されていないか。の違いなので、

例えばデジタル入力のあるCDプレーヤーやアンプを既にお持ちの方は

「ネットワークトランスポート」を自分のD/Aコンバーターで使用する。等、フレキシブルな

使い方が選べるのも魅力ですね。

 

コントローラーとしての完成度もとにかく高いので、基本的には画面で曲(アルバムジャケット)

を選べば再生することができ、再生した曲はとりあえず一旦再生リストに表示される。

 

といった非常にシンプルで分かりやすいシステムなのですが、これの何がすごいのか?

 

まずサーバーに保存してある音楽データをFLACやWAV、DSD等種類を全く意識せずに

ひとつの再生リストで再生可能。

でももし、意識して再生したい場合も、表示の方法や細かな操作方法から、

アップサンプリング等コンバーション設定までこのコントローラー内だけで細かく設定

することも可能。

 

さらに、ハイレゾストリーミング/販売サービスで話題のqobuzとの連携により、

ストリーミング曲データーもサーバー上の曲データと同じ再生リストで一緒に再生可能。

新しいサービスを利用しようとしたとき、できる事は大幅に増えるのに使いかたは

今まで通り。というところは一番安心できるポイントではないでしょうか?

実は・・・

このイベントの後に当店でもLUMINのネットワークトランスポートを展示開始致しました!

まずこの使いやすさは実際に触って頂かないと分からない!

是非触りに来てください!

 

・・・ここからは少し余談になりますが、このLUMIN。まだまだ伸びしろがありまして

「Roon」システムを構築しようとする場合も、LUMINのプレーヤーはRoon Readyに

対応しています。

Roonを使う事により音楽体験がまた生まれますが、このLUMINの凄い所は

「Roon Only モード」があるところ!

これは簡単にいうと、このLUMIN最大の推しポイントとも言えるコントロール部分を

全て無効にしてRoonだけでLUMINを駆動することができます!

 

これ個人的にこっそり試してみましたが、かなり!良かったです

 

最近、qobuzをきっかけにネットワークオーディオをはじめたい!という方が

増えてきましたが、「店に勉強しに来ました!」って方多いです(笑)

 

気楽に!ご来店お待ち致しております!

 

 

2024/8/4 AUDIO SHOP KEIKI 小川