最近お店での試聴のご要望が増えているムジークの試聴会を開催致しました。 店内や当社試聴会ではムジークと言えば、上位機種のME901KAをメインに試聴頂いておりましたが、 今回はホームユースのMEシリーズのラインナップを3機種ご用意し それぞれの機種ごとの音の特徴やムジークの音作りへの拘り、ミュージシャンへの導入のエピソードなどムジーク代表佐藤氏にいろいろと解説して頂きました。 開始時間から早々にお客様の来店も狭い店内を埋め尽くし、午前の部、午後の部共にお客さんが途切れず、ムジークへの関心の高さが伺われます。
あらためてMUSIKELECTRONIC GEITHAINは 1960年旧東ドイツでヨアヒム・キラーズ氏により設立され、ベルリンの壁が崩壊した1989年の翌年、東西が統一されてはじめて同軸スピーカーを追求した技術力の高いスピーカーメーカーとして評判となり、ドイツ公共放送連盟に取り上げられるほどの存在になり今に至ります。 現在はドイツの各放送局を初め、日本の放送局のモニターや、坂本龍一氏のコンサートでPAで使用されるなど、音に拘るプロの人々にも絶大な支持を受けています。
←MEシリーズ最小のコンパクトモニタースピーカー。価格も抑えて気軽にムジークの魅力を楽しめます。小型と言えどもムジーク共通のツィーターは全てシリーズ一緒で、ME25にももちろん採用されています。
今回試聴したMEシリーズ3機種はアンプ内蔵ではないパッシブ駆動のスピーカーでしたので、アンプを使用し、Accuphase最高級プリアンプC-3800とA級パワーアンプのA-65を使用、CDプレーヤーにDP-600で試聴して頂きました。 Accuphaseはあまり癖のない鳴り方ですので、試聴された方々もムジークのスピーカーの特徴が分かりやすく聴き取れたことでしょう。 今回の試聴会は開催時間6時間と短いながら沢山の方にご来店頂きました。ムジークは難しいと言われるピアノの再生は特にきれいで、ご来店頂いたお客様もどちらかと言うとスタジオなどで音作りに携わった経験者や、原音追求されている方々が多かったように見受けられます。音の好みは人それぞれですが、TANNOYやALTECとは違った最先端の同軸型ユニットによる原音再生への追及のひとつの形がここに現れている商品ではないでしょうか。是非一度試聴されてみてください。 2013.10.02 菊地