Klimax ds試聴会
お陰様で写真を撮り忘れるくらいの大盛況ぶりで、試聴会を開催する前より商品の内容についてや、HPの開催の掲示を見てのお問い合わせがあったりと、LINN KLIMAX DSの関心の高さが伺われました。
いったいどのような商品なのか、どのような音なのかLINNの新たな方向付けにLINN小泉さんの説明を皆真剣に聞いていたのが印象的でした。
当日はスピーカーにLINN Akulate242(\1,627,500-pair)、話題のネットワークデジタルソースKlimax ds(\2,940,000-) 、Akurate ds(\892,500-)、パワーアンプMajik4100(\525,000-)、プリアンプにMajik kontrol(\420,000-)、更に店頭展示のMajik cdを用意し、CDを直接プレーヤーで演奏する音色と、一度リッピングし別売のHDDに取り込んだCDデータの音の違いを試聴しました。

今回の接続としては、ノートパソコンから一度ワイヤレスLANで飛ばし、ハブから外付けのHDD(NASを推奨)にリップルしたCDのデータを入れ、HDDとDSをLANにて接続をする形で、そこからMajik kontrolのプリアンプへアナログ信号で入力しパワ−アンプMajik 4100からスピーカーAkulate242にいく仕組みです。DSの入力はイーサネット(LAN)のみで、簡単に言えばイーサネット入力専用のD/Aコンバーター です。CDトランスポートの部分がHDDに変わり、それをDSに接続していると解釈すればそんなに難しくはないと思います。
 今回発売されたKlimax DSはアルミ削り出しのシャーシでパーツを組み合わせた物と違い、非常にシールド効果が高く、外部からのノイズをほぼ完全にシャットアウトしその影響が少ないのが特徴で、CDを回転させる
機構も勿論無く、純粋な音楽信号が取り出せます。又、将来的にもHDDやメモリーなど、変化が激しい記憶媒体や、デジタルデーターのファイル形式(現状はWAVE/FLACの2種類のみ対応)などにも随時対応していくとの事です。
  試聴した意図としては、CDを再生する場合に常にリアルタイムで音楽を再生しなければなりません。読み取りエラーがあっても完全に読み込むということができず補正して出力するため実際にCDのデータ読み込むのが90%程というのがLINNの説明で、それをリアルタイムではなくリッピングという作業で読み込みが完全になるまで時間をかけて読み返し、完全に近いデーターをHDDに取り込み、それを再生したほうがより良い音で再生できるという考えです。又、LINNレコードのWEBサイトでもスタジオマスターの96kHz/24bitの高品位なフォーマットもダウンロードでき、クオリティーの高い音源を再生できる機器としての多様化した方向性を持たせる事にも目的があるようです。現に音楽配信が増え無視できない状況もあります。
 試聴会では実際にお客さまが持ち込んだCDソフトをその場で2,3分でリッピングし、CDプレーヤーで再生させた音とリッピングした音を聞き比べ、その差にお客様も納得した様子でした。お客様の中にもハイサンプリングしたデーターをCDに焼いて聞き比べされている人もいて、積極的に質問していたのも印象的でした。
  様々な意見は御座いますが、オーディオの新たな形を記したのは間違いありません。