今回は当社初となるKISOACOUSTICの試聴会を開催。春を感じさせる陽気の中、沢山のお客様にもご来店頂き、とても活気あるイベントとなりました。イベントへの注目度の高さが伺われますね。
KISOACOUSTICは2009年に設立した岐阜県にあるメーカーで、今回自らお越し頂いた原社長が中心となり、独自のスピーカーに対するポリーシーを軸に楽器そのものとしての新発想スピーカーを日々生み出しておられます。
元々建設会社の代表をされていた原さんは、ONKYOと地元にあるギターなどの楽器製作で世界的にも有名な高峰楽器製作所でのプロジェクトにオブザーバーとして参加したのをきっかけに、元々のオーディオ好きなエンドユーザーならではの経験も生かし、革新的で芸術的なスピーカーを作り出し、今に至ります。
KISOACOUSTICの特徴はなんと言ってもこの小ささと、ギター作りと同じ構造のエンクロージャーにあります。吸音材を一切使わず、エンクロージャーの響きを生かした音色は正に楽器そのものです。
下の写真の様に、響板を均一に響かせる為、力木を職人の感覚で位置決めをしチューニングして行きます。高峰楽器には100人程の職人が在籍しているそうですが、このスピーカーを作れる職人は僅かに2人しかおらず、その作業は綿密な感性を要する正に匠の仕事で、技術の高さが分かります。実際にエンクロージャ−を指で叩いても響きは均一でした。
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