今回は当店では初となるELACの試聴会。8年ぶりに一新した260LINEはELACでも中堅クラスに位置した中心的なラインナップで、ELAC最新技術が散りばめられた製品となっています。
ELACと言えばツィーターにハイルドライバーを採用し、ハイスピードな音色が特徴ですが、260LINEは400LINEと同じJET 5の採用やウファーの振動板の改善などにより、今までよりスピード感のある高域は更に繊細になり低域もより締まって聴き易く、前よりもスピード感の整ったバランスの良い鳴り方になった印象です。
更にバスレフポートを底面に配置し、 バイワイヤーシステムを止め、ユニットのレスポンスを更に高める為、シングルワイヤーに統一など、様々な音に対する改善点が見られます。
試聴会当日は、自然とお客様の入りが午前と午後とに振り分けられ、お客様ももれなくELACの試聴会が満喫できた様です。

今回Accuphase SACD/CDプレーヤーDP-600とプリメインアンプにE-460を試聴機に採用し、どのようなバランスで奏でるかお客様と一緒に試聴させて頂きましたが、メインで試聴したFS267はソフトのジャンルを問わずペア\420,000-(税抜き)の価格設定よりも遥かに上に感じた再生力は、商品自体の完成度の高さが分かりました。ELACは音がきつめの印象を持っていた方もいらっしゃると思いますが、ELACの直接的な音の鳴らし方はあるものの、全体的に違和感なく様々なジャンルが楽しめ、非常にお買い得な一品だと思います。今回当店にもFS267を展示導入しましたので、お近くに来られた際は愛聴盤をお持ちの上是非、試聴されてみてください。

2014、10/18
菊地

終日説明頂いた輸入商社YUKIM庵氏。代理店側でないと分からない貴重なELAC本社とのやり取りなどのお話や、庵氏本人も音楽好のようで、ELACの商品の説明も然ることながら、試聴したソフトの音源がオーディオ的にどのように再生するか、アーティストや曲の背景などの説明を力説されて、ご来店頂いたお客様も非常に勉強になり音楽の趣味が更に広がったのではないでしょうか。