今回はイタリアのスピーカーSonus faberのcremonaシリーズから5年以上ロングセラーだったcremonaのモディファイモデルcremona Mを試聴致しました。 クレモナMは曲線を描くリュート形が特徴で、手作りの積層構造のキャビネットには様々な工夫が施されています。上面と底面には無垢のソリッド・メープル材を使用して可能な限り剛性を高め、表面の隣接するメープル・ウッドピース間には黒色ダンピング材を挟み込んで縦方向の振動モードを分散。キャビネット内部には特製の補強リブや補強構造を要所要所に設けて、万全の振動対策を施すとともに定在波の発生も防いでいます。さらに、スパイク受けを標準装備した新しいワンポイント・スパイクの前後の高さを変えてキャビネットを後方に6°の傾斜をもたせ、全ドライバー・ユニットの音源位置を揃えることで、放射波の位相の最適化が図られていてます。