オーディオショップケイキコラム
2021年05月08日

実はこのコロナ禍の1年間

常に話題に挙がり注目を浴び続け、多くのお客様にご導入頂いた商品

「光カートリッジ」を、この度全種類試してみましたので

まとめてレポートしてみたいと思います!

光カートリッジは以前このコラムでもレポートしたことがありましたが、当時からラインナップも増えそれぞれの

特徴や組み合わせも非常に面白く拡充しております。当店でもお客様のご要望やご予算に応じて自宅試聴等

含め光カートリッジの楽しさを蓄積してまいりましたので、是非当店までお問合せ頂ければと思います。

そして今回はまとめて全機種比較試聴ということであらためてご紹介させて頂きます!

今回は上の表にある4ランクとさらに最上位機種である

GRAND MASTER カートリッジを一堂に会しての比較試聴です!

4段ラックにこれだけのフォノイコライザーが並ぶ景色も荘厳ですが、それぞれランプの色が違うのが確認できると思います。

これらは「E1」や「002」〜「GRAND MASTER」までカートリッジとフォノイコライザーがラインナップごとに同じ色のインジケーターランプで色分け

されており、今回はとくに「今はW2の組み合わせで鳴っている」等が視覚的にも分かりやすかったです。

 

余談ですが例えば「E1カートリッジ」と「002フォノイコライザー」等の組み合わせで購入する場合、ランプの色の違いが気になる場合は

「E1カートリッジ」のランプの色を注文時に青色に変更して注文することは実は可能だそうですが、個人的には後からグレードアップ等の事を

考えるとランプの色は変更しない方が良いと思うのです。

 

まずは「E1カートリッジとE1フォノイコライザー」「002カートリッジと002フォノイコライザー」です。

「002」は私が初めて光カートリッジを体感した機種。以前のコラムでも絶賛でした。そして「E1」は当店でも試聴用として常に展示している機種。

「E1」の方が後に発売され、「002」の半額という事でとても楽しみにしていた機種です。

上位機種の「002」に比べ気になる「E1」の実力は、鮮やかさこそ少し薄まるものの従来の磁気回路を使用したカートリッジに比べると抜群の

解像度を誇り、光カートリッジの楽しさを十分に楽しむ事の出来る非常にコストパフォーマンスに優れた音に感動したものです。

今回DS AUDIOの青柳さんにさらに詳しい話を聞いたところ、「002」からのフォノイコライザーの内部回路には音質向上の為に手配線を施して

いる部分があるという事で、その構造上の違いが「E1」と「002」の一番の音の違いとして表れているように思います。

 

当店のお客様も「E1カートリッジ」と「002フォノイコライザー」の組み合わせで光カートリッジを導入された方もいらっしゃいますし

組み合わせとしてはオススメの組み合わせの1つでもあります。

そして気になるさらなる上位機種を聴いていきます。ランプの色もカッコいい・・・

ここからカンチレバーもそれぞれ「ボロン」や「サファイヤ」等も採用され、発電方法が違えどカートリッジの上位機種としての正統派の

グレードアップを経ていきます。「002カートリッジ、002フォノイコライザー」と比べ「W2カートリッジ、W2フォノイコライザー」

更に高解像度で音場空間の広がり、さらに音の瑞々しさが出てくるようになるのです。

この辺になってくると光カートリッジの楽しさの上に心地よさが加わることにより、今までの高額なメイン使用の磁気回路カートリッジ、

フォノイコライザーを下取りに出しての導入の方も増えてきます。

下に「W2フォノイコライザー」の内部が見えますが、巨大なコンデンサが所せましと並ぶ景色は圧巻の一言。

 

そして「MASTER1カートリッジ、MASTER1フォノイコライザー」が凄かった・・・

更に更に音場が広がっていき、その場の空気感を超えた温度感とでもいうのでしょうか?繊細で生々しい表現力を開放したアナログ再生の

凄まじさを感じる音が演奏者の感情の熱気を伝えてくるようです。

そして最後に登場する「GRAND MASTERカートリッジ」

ここまで聴いてきた光カートリッジ群が本当に出したかった音。もっと言えばアナログレコード再生において従来の

磁気型カートリッジを含めすべてのアナログファンが本当に求めている音がそこに再現されている!

といっても過言ではない圧倒的情報量によって満たされる高密度の音場感の生々しさ。そして聴き疲れを全く感じさせない

得も言われぬしっとりとした柔らかさを感じる音色は、心の凝りを直接揉み解されるような感覚になるものです。

 

今回デモ機のスケジュールの関係から「GRAND MASTERフォノイコライザー」が用意することができずに

「MASTER1フォノイコライザー」との組み合わせでこれ程の違いが表現できてしまっている事を考えると、

世界中で常に生産待ちの状態が続いている「GRAND MASTER」の世界観が用意に想像できてしまう・・・

いえ、その想像すら容易に超えてしまうであろう気持ちよさがあるのだろうと思うのです。

 

 

 

今回の全機種比較試聴のコラムにおいて、「光カートリッジの構造的な違いや優位性」、「フォノイコライザーの違い」

「GRAND MASTERとは?」等説明したいことは尽きないのですが、その熱い思いは直接当店にてご説明致します!

 

 

未だに進化を続けるアナログレコードの楽しみ方。「ステイホーム」「ソーシャルディスタンス」「人生100年時代」において

これほどまでに大人が飽きることなく一生本気で楽しむ事の出来る趣味は他に無いのではないでしょうか?

と私もまたあらためて思うものです。

 

 

AUDIOSHOP KEIKI 小川